昨日発表された新型iPad miniは、昨年発表された第4世代iPad Airと比べて、いくつかの重要な改良が施されています。しかし残念ながら、AppleはiPad Airをこれらのアップデートで刷新せず、現行モデルを新型iPad miniと並行して販売し続けることを選択しました。両デバイスの違いをすべてまとめましたので、新型iPad miniがiPad Airよりも技術的に優れている理由を詳しく知りたい方は、ぜひ読み進めてください。
より良いカメラ
最初の重要な違いはFaceTimeカメラです。iPad miniは、4月に発表された新型iPad Proと同様に、センターステージに対応した12MPの超広角フロントカメラを搭載しています。iPad Airは7MPの標準FaceTime HDカメラを搭載しています。iPad miniのフロントカメラは、f/2.4の絞り値、2倍ズーム、動画撮影時のダイナミックレンジ拡張、そして1080p（25fps、30fps、60fps）の録画機能も備えています。
iPad miniの背面カメラはiPad Airと同じく12MPですが、クアッドLEDのTrue Toneフラッシュを搭載しています。これはiPad miniの携帯性向上によるものと思われます。ビデオカメラの性能も大幅に向上し、1080p HDビデオを25fpsと30fpsで撮影できるようになったほか、新たに拡張ダイナミックレンジ（EDR）も搭載され、最大30fpsのビデオ撮影が可能です。
改良されたプロセッサ
ハードウェア面でのもう一つの大きな違いは、搭載プロセッサです。iPad miniには、iPhone 13にも搭載されている最新の5ナノメートルプロセス技術「A15 Bionic」チップが搭載されていますが、iPad Airは昨年のA14チップを引き続き採用しています。
いくつかのメディアで報じられているように、A15はA14チップと比べてわずかに性能が向上しているように見えるため、日常的な使用においては必ずしもパフォーマンスの違いを実感できるわけではないでしょう。しかし、長期的にはソフトウェアアップデートが1年延長される可能性があります。
5G互換性
iPad miniのセルラーモデルは5Gに対応していますが、LTEのみのiPad Airとは異なります。Appleは2つのギガビットLTEバンドにも対応しています。5Gは多くの人にとって大きな違いにはならないかもしれませんが、5Gが普及しLTEよりも高速な地域に住んでいる人にとっては大きな違いとなるでしょう。
より高密度なディスプレイピクセル
iPad miniとiPad Airの主な違いはディスプレイのサイズですが、ディスプレイの品質にも違いがあります。iPad miniは2266×1488のLiquid Retinaディスプレイを搭載し、ピクセル密度は326ppiです。iPad Airのディスプレイは2360×1640で、ピクセル密度は264ppiです。iPad miniのピクセル密度はiPad Airをはるかに上回っています。
ディスプレイのその他の機能はiPad Airと同じです。miniはTrue Tone、P3広色域、フルラミネーション、そして疎油性コーティングも備えています。また、iPad Airと同様に、最大500ニットの明るさを実現しています。
新しい季節のカラーオプション
iPad AirとiPad miniの見た目で明らかな違いは、カラーバリエーションだけです。iPad miniは、従来のスペースグレイに加え、ピンク、スターライト、パープルの3色展開となっています。iPad Airは、スカイブルー、ローズゴールド、グリーン、シルバー、スペースグレイの5色展開です。つまり、新しいiPad miniは、iPhone 13やApple Watch Series 7といった最新のAppleデバイスとの相性が良いと言えるでしょう。
価格と在庫状況
新しいiPad miniの価格は499ドルからで、iPad Airより100ドル安くなっています。技術仕様が向上したことで、非常にお買い得になっています。iPad miniで唯一失われている重要な点は、スマートキーボードフォリオとマジックキーボードとの互換性です。もっとも、iPad miniを選ぶ人は、そもそもキーボードで使いたいとは思わないでしょう。
iPad miniは、同じく64GBと256GBの2つの構成で提供され、オプションでセルラー接続も選択できます。新しいiPad miniは現在ご注文いただけます。店頭でのお買い上げ、または来週24日（金）にお届けいたします。
第5世代iPad Air？
AppleがiPad Airを、iPad miniに追加された高性能カメラ、5G、A15プロセッサなどの機能でいつアップデートするかは不明です。MacOtakaraは以前、2022年に新モデルが登場すると報じています。改良されたディスプレイ、5G、デュアルカメラなどが搭載されると予想されています。ただし、同じレポートではiPad miniは昨日のような大幅なデザイン変更はないと述べられているため、この情報は鵜呑みにしないでください。DigiTimesも、iPad Airは初めてOLEDディスプレイを採用する可能性が高いと述べています。次期iPad Airが2022年初頭に発表されれば、iPad miniと同じ新色が登場すると予想されます。
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