AppleはiPhone XsとiPhone Xs Maxを正式に発表しました。紹介動画では2つのサイズが紹介されており、どちらも新しいゴールド仕上げで提供されます。シルバーとスペースグレイは引き続き提供されます。詳細は以下をご覧ください。
新しいiPhoneは防水性能が強化され、IP68の等級を取得しました。ガラスも改良され、耐久性も向上しました。2つ目のモデルは6.5インチ、2688×1242ピクセル、458ppiのディスプレイを搭載しています。
iPhone Xs Maxの名称が確定しました。これは「Plus」モデルよりも画面サイズが広いためです。iPhone Xs Maxのディスプレイは、従来のPlusモデルと同様に、横長2列のアプリに対応しています。3D TouchはiPhone XsとiPhone Xs Maxでも引き続き搭載されます（予想通り）。スピーカーシステムのアップグレードにより、よりワイドなステレオサウンドも実現しました。
Face IDは、高速化されたSecure Enclaveとアルゴリズムのおかげで、より高速になったと報告されています。新しいチップは、初の7nmプロセッサであるA12 Bionicです。アップグレードされたNeutral Engineは、機械学習機能を強化するために、2コアから8コアに増加しました。
iPhone Xs と iPhone Xs Max は、256 GB から最大 512 GB のストレージで利用できます。
iPhone Xsのカメラは、改良されたTrue Toneフラッシュと、12M広角カメラの大型センサーを搭載し、アップグレードされました。7MPフロントカメラはより高速なセンサーを搭載しています。フィル・シラー氏によると、新しいプロセッサと画像信号プロセッサにより、カメラの画質が向上したとのことです。iPhone Xsは、シャッターラグゼロと、撮影間隔に応じて露出を調整するスマートHDR機能を搭載しています。
iPhone XsとiPhone Xs Maxでは、ポートレート写真を撮影した後にぼかしを調整できる機能も搭載されています。また、新しいiPhoneは4つのマイクシステムを搭載し、ステレオ録音も可能です。
iPhone Xsはバッテリー駆動時間が30分長くなっています。iPhone Xs MaxはiPhone史上最大のバッテリーを搭載し、駆動時間が90分長くなっています。ギガビット級LTEネットワーク、世界最多のバンド数を誇るローミング対応、そしてデュアルSIMに対応しています。
デュアルSIMはeSIMを一部利用しており、最大2つの電話番号をサポートし、着信時にどのSIMカードが使用されているかを指定します。中国ではeSIMはサポートされていないため、2枚の物理SIMカードをサポートする特別なSIMトレイが販売されます。
iPhone Xs と iPhone Xs Max は 9 月 14 日より予約注文が開始され、9 月 21 日に出荷されます。iPhone Xs の価格は 999 ドルから、iPhone Xs Max の価格は 1,099 ドルからです。
iPhone XsとiPhone Xs MaxはiPhoneに最高かつ最大のディスプレイを搭載
プレスリリース 2018年9月12日
これまでで最も先進的なiPhoneは、5.8インチと6.5インチのオールスクリーンデザイン、強力なA12 Bionicチップ、画期的なデュアルカメラシステムを搭載
カリフォルニア州クパティーノ — Appleは本日、これまでで最も先進的なiPhoneとなるiPhone XsとiPhone Xs Maxを発表しました。スマートフォンの未来像を新たなレベルへと引き上げます。5.8インチのiPhone Xsと6.5インチのiPhone Xs Maxは、息を呑むほど美しいSuper Retinaディスプレイ、画期的な写真と動画撮影機能を提供する、より高速で改良されたデュアルカメラシステム、スマートフォン初となる7ナノメートルチップ（次世代Neural Engine搭載のA12 Bionicチップ）、より高速なFace ID、よりワイドなステレオサウンド、美しい新しいゴールド仕上げを特長とし、iPhoneにデュアルSIMを導入します。iPhone XsとiPhone Xs Maxは、9月14日（金）より予約注文が開始され、9月21日（金）より店頭販売が開始されます。
「iPhone Xsは次世代テクノロジーを満載し、スマートフォンの未来を大きく前進させます。業界初の7ナノメートルA12 Bionicチップ（8コアNeural Engine搭載）、より高速なFace ID、そしてスマートHDRとダイナミック被写界深度によるポートレート撮影を可能にする先進のデュアルカメラシステムなど、すべてが最先端です」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。「iPhone Xsは1つのiPhoneではなく、2つの新しいiPhoneモデルです。iPhone Xs MaxはiPhone史上最大のディスプレイとiPhone史上最大のバッテリーを搭載し、1日の使用で最大1時間半のバッテリー駆動時間を実現します。」
2つの全画面デザイン
iPhone XsとiPhone Xs Maxは、iPhone Xのオールスクリーンデザインを基盤とし、Appleデバイスの中で最も高いピクセル密度を誇る最も鮮明なディスプレイを備えています。5.8インチと6.5インチのサイズで提供されるこれらのSuper Retinaディスプレイは、カスタムOLEDデザインを採用し、Dolby VisionとHDR10をサポートし、iOSシステムワイドのカラーマネジメントにより業界最高の色精度を実現します。iPhone XsとiPhone Xs Maxは、驚異的な明るさと真の黒で100万対1のコントラスト比を実現し、HDR写真では60パーセント広いダイナミックレンジを見せます。iPhone Xs Maxは、ビデオ、映画、ゲームで300万を超えるピクセル数でより臨場感あふれる体験を提供し、iPhone 8 Plusと同等のフットプリントでiPhone史上最大のディスプレイを提供します。
外科用グレードのステンレススチール製バンドは、シルバーとスペースグレイに加え、ゴールドが新たに加わりました。よりワイドなステレオ再生により、より臨場感あふれるサウンドステージが実現します。前面と背面のガラスデザインは、スマートフォン史上最も耐久性の高いガラスを採用し、耐傷性も向上しています。また、ガラス製の背面により、ワイヤレス充電の高速化も実現しています。iPhone XsとiPhone Xs Maxは、IP68の新たなレベルの防滴・耐水性能（水深2メートルで30分間）を備え、コーヒー、紅茶、ソーダなどの日常的な液体のこぼれからも保護します。
A12 Bionicと次世代ニューラルエンジン
Appleが設計したA12 Bionicは、スマートフォンで最も賢く、最もパワフルなチップで、業界をリードするパフォーマンスをより電力効率の高い設計で提供する、スマートフォン史上初の7ナノメートルチップを搭載しています。A12 Bionicは、最大15パーセント高速な2つのパフォーマンスコア、最大50パーセント効率の高い4つの効率コア、最大50パーセント高速な4コアGPU、Appleが設計したパワフルな画像信号プロセッサ（ISP）、ビデオエンコーダなどを備えた6コアフュージョンアーキテクチャを特長としています。高速なストレージコントローラにより、iPhoneのストレージを最大512GBまで拡張できます。これらすべてが、ゲーム、写真、ビデオ編集、グラフィックスを多用するアプリケーションで新しい体験を可能にします。これだけのパワーを備えながらも、iPhone XsはiPhone Xよりも30分、iPhone Xs MaxはiPhone Xよりも1時間半長く、1回の充電で駆動時間が延びます。
次世代のNeural Engineは、写真撮影から拡張現実まで、あらゆる分野で高度な機械学習を実現するために構築されています。新しい8コア設計により、A11 Bionicの毎秒6,000億回に対し、最大5兆回の演算処理が可能です。これにより、ARKitの平面検出の高速化や、リアルタイム機械学習を活用する新機能など、新たな機能も実現します。Neural Engineは初めてCore MLにオープン化され、開発者はこの高効率な機械学習エンジンを活用したアプリケーションを開発できます。A12 Bionic Neural Engineで動作するCore MLは、A11 Bionicと比較して最大9倍の速度で動作し、消費電力はわずか10分の1に抑えられています。
画期的な12MPデュアルカメラシステム
iPhone Xsは、これまでiPhoneでは不可能だった、写真撮影の革新を続けています。ニューラルエンジンによる高度な深度セグメンテーション、ハイダイナミックレンジで精細な画像を作り出すスマートHDR、ポートレートモード写真における高度なボケ味、写真アプリでユーザーが調整できるダイナミック被写界深度といった機能は、いずれも最先端の写真技術における大きな進歩であり、誰もが活用できるものです。
12メガピクセルのデュアルカメラシステムは、2倍光学ズームとデュアル光学式手ぶれ補正機能を搭載し、新開発のセンサーは2倍の速度を実現しました。スマートHDRは、ハイライトとシャドウのディテールをより鮮明に再現します。より大きく深みのあるピクセルにより、画像の忠実度と低照度下でのパフォーマンスが向上しています。
ポートレートモードの高度な深度セグメンテーションにより、プロレベルのボケ効果で、より洗練されたポートレート撮影が可能になります。新しい深度コントロールにより、写真アプリでリアルタイムプレビュー3と撮影後の両方で被写界深度を動的に調整し、美しい背景のぼかし効果のあるポートレートを作成できます。深度コントロールを備えたポートレートモードは、TrueDepthカメラでもセルフィー撮影に利用でき、ミー文字やサードパーティ製ARKitアプリの高速顔追跡機能もサポートされます。
深度コントロールを使用すると、ポートレートモードの写真の背景のぼかしを調整できます。
iPhone XsとiPhone Xs Maxは、スマートフォン史上最高品質の動画撮影を実現します。より大きなピクセルと、より大きく高速なセンサーにより、低照度性能と手ぶれ補正性能が向上し、さらにダイナミックレンジが拡張され、最大30フレーム/秒の動画撮影において、ハイライトとシャドウのディテールをより鮮明に捉えます。さらに、4つの内蔵マイクを使ってステレオ音声を録音し、動画撮影の臨場感を最大限に楽しむことができます。
高度なテクノロジー
スマートフォン史上最も安全な顔認証システム、Face IDがさらに高速化しました。TrueDepthカメラシステムは、2次元顔スキャナーの機能とセキュリティをはるかに超える高精度の深度検知技術を採用しており、ユーザーは一目見るだけでiPhoneのロック解除、Apple Payの利用、安全なアプリへのアクセスなど、様々な機能を利用できます。
iPhone Xs と iPhone Xs Max では、ギガビットクラスの LTE が導入され、ダウンロード速度がさらに高速化されます4 。また、nano-SIM とデジタル eSIM を使用することで、デュアル SIM 5 が実現します。
iOS 12搭載
iPhone XsとiPhone Xs Maxには、世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステムであるiOS 12が搭載されています。iOS 12では、新しいAR体験が導入され、写真の再発見と共有が簡単になり、新しいアニ文字とミー文字でコミュニケーションがより表現力豊かで楽しいものになります。スクリーンタイムは、お客様がiOSデバイスの使用時間を把握し、管理するのに役立ちます。Siriショートカットは、あらゆるアプリケーションでSiriと連携できるようにします。また、新しいプライバシー機能は、ユーザーがウェブ上で追跡されることを防ぎます。
価格と販売状況
- iPhone Xs および iPhone Xs Max は、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ガーンジー、香港、アイルランド、マン島、イタリア、日本、ジャージー島、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、プエルトリコ、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、UAE、英国、米国、米領バージン諸島を含む 30 を超える国と地域で、9 月 14 日 (金) より予約注文が可能になり、9 月 21 日 (金) より販売開始となります。
- iPhone Xs および iPhone Xs Max は、9 月 28 日 (金) より、アンドラ、アルメニア、バーレーン、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、エストニア、ジョージア、ギリシャ、グリーンランド、ハンガリー、アイスランド、インド、カザフスタン、クウェート、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、マルタ、モナコ、オマーン、ポーランド、カタール、ルーマニア、ロシア、スロバキア、スロベニア、南アフリカを含む 25 以上の国と地域で販売される予定です。
メディア
iPhone XsとiPhone Xs Maxの画像
1ディスプレイは美しい曲線を描く丸みを帯びたデザインで、標準的な長方形に収まります。標準的な長方形として対角線で測った場合、画面のサイズはiPhone Xsで5.85インチ、iPhone Xs Maxで6.46インチです。実際の表示領域はこれより小さくなります。2 iPhone XsとiPhone Xs Max
は防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でテストされ、IEC規格60529にもとづくIP68等級に適合しています（最大水深2メートルで最大30分間）。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。濡れたiPhoneを充電しないでください。クリーニングと乾燥の手順については、ユーザガイドを参照してください。液体による損傷は保証の対象外です。3
深度コントロールのリアルタイムプレビューは、今秋後半に無料ソフトウェアアップデートで利用できるようになります。4速度
は使用環境と通信事業者によって異なります。LTE対応の詳細については、通信事業者にお問い合わせいただくか、apple.com/iphone/LTEをご覧ください。
5デュアルSIMサポートは、今秋後半に無料ソフトウェアアップデートで利用可能になります。デュアルSIMのご利用には、2つのワイヤレスサービスプラン（ローミング制限が含まれる場合があります）への加入が必要です。ご利用には一定の制限が適用されます。
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